ゴルフ会員権では株式市場と同様に、マーケットが運営されており需給関係で時価は変動を受けます。もっとも株式市場に比べると圧倒的に受給数は少ないので、専門の登録業者が利用できるマーケットを参照するのが時価の調べ方の基本になります。当然のことですが、売買それぞれの需給関係で価格の変動が発生します。ただし株式市場と異なって、ほとんどが相対しての取引になるので、登録数のすくないゴルフ場では成立価格にばらつきが発生しやすく、相場観を把握しづらい側面があります。
株式同様、一般的には景気動向に左右されるため経済状況がそのままゴルフ会員権の時価にも反映される傾向があるわけです。ゴルフ会員権の価格の調べ方では、単純な受給数だけで決定されるほど単純なものではないことに注意が必要です。相場額を形成するのは、立地条件・コース施設の水準・経営姿勢の3要素が基本パラメーターとなっており、クラブハウスの充実度や従業員サービス・会員の質などの付随要素を総合考慮して、時価が形成されており最終的には会員としての満足度が価格に反映されるとされています。時価の調べ方では季節的変動や、地域差なども意識するべきです。
シーズンインする春先には価格が上昇する傾向があり、シーズンオフになる冬ごろからは下落傾向に。地域では関東圏・近畿圏・中部圏などのいわゆる大都市近郊のエリアでは、株価などの景気の動向に比較的敏感に左右されると見られています。
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